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ネトウヨ風味のヌルオタ、緑城雄山のチラシの裏

朝日新聞は労働者の味方ならずや

「朝日新聞は労働者の味方だ。
 昨年は、偽装請負問題を大きく取り上げ、公に知らしめた」


「緑城君、彼の説を支持するかね?」

  ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;
 {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;   朝日新聞が労働者の味方
  ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゙  
   `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が
   ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゙: Y;;f    俺にもありました
   ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!


(朝日新聞に関する労働問題が示される

「そっかぁ~~。 朝日新聞では、編集方針と労務方針は別物なんだ……」


……とまぁ、最近コンビニで立ち読みした「バキ」の1シーンをパロディにしてみたが、
心情としてまさにそんな感じなのである。
昨年夏、朝日新聞が特集で偽装請負問題を追及した際、
偽装請負のまさに渦中で苦しんでいた私は「朝日GJ!」と快哉を叫んだ。
歴史問題では国賊級だが、労働問題では信頼に値するとさえ考えていたのだ。
だが、それは思い違いに過ぎなかった――。

このエントリーでは、「朝日が労働問題では信頼に値する」と言う考えが
「思い違い」と認識することになった事由について触れたい。
具体的には、上のパロディで※をつけた部分について、示すことになる。


【ヘラルド朝日労組】

ヘラルド朝日労組の問題については、つい最近、派遣社員過労自殺裁判の、
『請負・派遣ニュース(報道、他)』
採り上げられているのを見て知ったばかりだった。
既に後述する「西宮販売労組」の件も、それ以外にも朝日新聞の論調と実際の
ダブルスタンダードを示す事実をも知ってはいたが、それでもこの問題について知った際に
衝撃を受けずにはいられなかった。

とは言え、そのまま様々なことに追われて記憶の底に沈みかけていたのだが、
18日の集会にて本社前抗議の映像を見、リレートークでの話を聞き、
さらに二次会でもいろいろ話を聞いたことがこのエントリー作成の強烈な原動力となった。

元々は契約書もなく、各種保険に加入することもなく口約束だけで働いていていたと言う。
それが、組合を作り「労働者としての扱いをして欲しい」と団体交渉を行おうとすると、
ハラスメントの嵐を経た末に不当解雇され、残った3人が朝日と裁判で闘っている。


         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|  あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|   『弱者の味方の朝日で労組を立ち上げたと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ    思ったらハラスメントの末に不当解雇されていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人     な… 何を言っているのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ    おれも何でこうなったのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ   頭がどうにかなりそうなぐらい恐ろしかった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r ー---ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \  弱者の味方だとか人権の擁護だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ  そんなチャチな綺麗事じゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいダブルスタンダードの片鱗を味わったぜ…

読んだこともない「ジョジョの奇妙な冒険」からポルナレフのAAをパロディにしてみた。
元より朝日に懐疑的で直接関係ない私からすれば、いくら衝撃を受けたとは言え
「そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」と割り切れるレベルと言える。
だが、朝日の社会的正義を信じ、働いてきた立場からすれば、その驚愕と衝撃を
表現するにはこのAAでさえまだ生ぬるいだろう。

なお、ポルナレフの台詞のうち、「頭がどうにかなりそうなぐらい恐ろしかった…」と言うのは
ビッグイシュー72号の記事(PDFファイル)
の中に、「松元さんは、「とにかく怖かった」と振り返る。」とある部分をベースにしている。
彼女をそこまで怯えせしめた朝日のハラスメントについては、先述の
ビッグイシュー72号(PDF)
の他、 朝日新聞よ、お前もか!不当雇用で泥沼係争中(livedoorニュース)でも触れられているが、私をして「これが朝日のやることか!」と思わしめるほどである。


彼らに限らず、朝日新聞の労務管理にはまだまだおかしい部分が垣間見える。
ヘラルド朝日労組ブログ
高裁第二回公判がありましたと言うエントリーには、下記のような記述がある。

朝日新聞社は、私たち以外にもまだ労働者を「常駐 フリー」として不当に雇用していると聞いています。被害者は私たちだけではないようです。


これは、朝日新聞よ、お前もか!不当雇用で泥沼係争中記事中の下記文章とも合致する。

 関係者によると、朝日新聞社内の一部ではいまだに契約書を提示されることなく内勤状態で勤務し、正社員の指揮命令下で仕事をしている従業員が少なくないという。


松元氏から話を聞いた際は酒が入っていたせいか気がつかなかったが、
「常駐フリー」と言う言葉自体に何ともありえないものが潜んでいる。
「フリー(ランス)」と言うものは仕事があるときにだけ拘束されるものであって、
「常駐」するようなものではない。また、正社員の指揮命令下で仕事をしているのであれば
それは「フリー(ランス)」と言うべきではない。
もし、「常駐フリー」と呼ばれる人々が会社に「常駐」し、「正社員の指揮命令下で」
仕事をしているのであれば、それは「フリー(ランス)」ではなく「労働者」と言うべきなのだ
(ちなみに、労働者か個人事業主かを判断するにあたっては、契約の形式にかかわらず
その実態を以って判断するのが通例)。


もう一つ、朝日新聞よ、お前もか!不当雇用で泥沼係争中より捨て置けない部分を引用しておく(強調:緑城)。

 また、朝日は「朝日新聞総合サービス」という100%子会社を設立し、そこから派遣という形で人員を確保、正社員と同じように常勤させている。総務や経理のバックオフィス業務などは、派遣社員に丸投げしているという話もある。派遣ならば賃金も安く雇用期間の融通もきく。もちろん、派遣法にのっとっていれば法的には問題ないが、労働者の味方として格差問題解決を訴えてきた朝日としては、お粗末な話だ。高給取りの正規社員と非正規社員の格差は広がるばかり……。


格差是正を訴える朝日が、格差拡大をもたらす人材派遣ビジネスを利用して、
人件費削減によって業務のコストを浮かせる――。
これはもう笑い話にしかならない。紙上での訴えは、所詮綺麗事に過ぎないのか。


ちなみに、冒頭の「朝日新聞では、編集方針と労務方針は別物」についてであるが、
これは朝日側が団体交渉の席上で主張してきたことなのだそうだ。
つまり、紙面で訴えたことを自分の会社に適用するつもりはないと言ったも同然であり、
松元氏からこの話を聞いた時、私はただ呆れ果てるしかなかった。


【西宮販売労組】

この問題を知ったのは、月間WILL9月号、「渡辺正裕のMyNewsJapan」がきっかけである。

途中まではMyNewsJapan朝日新聞販社の労組委員長、解雇撤回を求め提訴への方が
内容が充実しているので、そちらを合わせて御覧頂きたい。

「労組がないのが当たり前」と言う販売現場に労組を結成した委員長に対し、
西宮販売の幹部は意味不明な訓戒処分を通知してきたと言う。

 貴殿は当社の定めるところの就業時間内における業務について、不適切であると思われるところが見受けられます。
 今後は就業時間内における業務については、適切な判断と行動で業務に邁進するよう心掛けてください。


 鎌田さんが言う。
 「そこでわたしは、『いつ、どこで、なにをしたのか』を何度も質問しました。しかし、帖佐清信社長は半年の間、なにも答えませんでした。その後もしつこく追及すると、答えが二転三転しました。わたしに対する恫喝だったんですね」




さて、その後はサイト上では有料会員しか閲覧できないので、
WILLの記事を中心に見ていきたい(強調:緑城)。

 二〇〇七年一月一六日、西宮販売の経営陣は鎌田さんに対して、営業サポートの名目の下で、夕刊を配達するように業務命令を下した。しかも、報酬は支払わないという。これが解雇へ通じる最初のステップだった。
 拡販業務は成果主義である。西宮販売の給与体系は、新聞拡販の成績が直接、給与額に跳ね返るようにできている。新聞の勧誘員たちが最も活発に営業活動を展開するのは、午後の三時ごろから、夕方の時間帯。だがその時間帯を夕刊配達にあてるように鎌田さんは命じられたのである。これでは拡販業務は出来ない。従って、業務命令を断った。


つまり、「メインの活動時間に別の仕事をやれ。それによる給与ダウンの補填は一切しない」と言うわけだ。
こんな命令を、無論黙って聞き入れられようはずがない。

2月 6日 経営陣、鎌田氏に対して3日間の出勤停止処分。始末書の提出を要求。
2月13日 経営陣、二度目の夕刊配達命令。
       鎌田氏が断ると7日間の出勤停止処分。
       鎌田氏は処分を回避するため有給休暇の届けを提出し、
       組合は処分撤回の署名活動を行う。
3月10日 社長と鎌田氏の面談。

 鎌田さんは「就業規則の「営業サポート」が夕刊配達を指しているとは思えない」「人員不足なら管理社員が配達をするべき」と言うと、帖佐社長は、「わかった、もう終わり!」と、声を張り上げたという。
 それから二日後の三月十二日、鎌田さんは懲戒解雇の通告を受けた。(略)鎌田さんと組合は現在、解雇の撤回を求めて裁判を起こす準備を進めている。


これに対する会社側のコメントがまたしょうもないものとしか思えない。

朝日新聞の社員で西宮販売・取締役の佐藤一成氏は「鎌田氏は営業の成績が不振なので、他の仕事もするように提案した。なんども話し合いを重ねてから解雇した」とコメントしている。


もし本当に営業の成績が不振であれば、最初の訓告で鎌田氏が何をしたのか問うた際に
社長が半年の間何も答えられず、しつこく追求すると答えが二転三転したりはするまい。
最初から、「営業成績がよくないのだ」と答えればいいのだから。
また、「提案を断ったら出勤停止」と言うのも意味不明であるし、
3月10日の状況からはなんども話し合いを重ねた様子は見受けられない。
不当解雇の際の会社側のコメントは、大体にしてツッコミどころ満載なのだが、
このコメントもその例に漏れないと言ってよい。

「現場を事実上の無権利状態にしておきたい朝日側が潰しにかかった」と評されても、
この状況ではやむをえないように思われる。
もし朝日側が「それは違う!」と言うのであれば、明確な根拠を以って堂々と反論するべきであろう。


【その他】

■天猜人誤(平成十二年三月十三日)

朝日新聞はこういった末端の拡張員から”搾取”して成り立っている企業である。これは驚いた。”搾取”をもっとも忌み嫌い否定してきた大新聞が、自分の足下でこんな搾取を繰り返していたのだ。確かに末端の拡張員はどれも学のない顔をしている。


末端の拡張員への言葉は辛辣であるが、”搾取”を否定してきた大新聞が
足元で”搾取”を繰り返していると言うのは同意するしかない。
そう言えば、これまでで一番ろくでもない勧誘員は朝日新聞だったし、
OLを拉致して強盗殺人やらかした主犯格も朝日新聞の拡張販売員
だったな。
本人の資質は無論考慮するにしても、朝日新聞が拡張販売員をもっと厚く遇していれば、
この痛ましい事件は起きずに済んだのではないかとさえ思われて仕方ない。

あと、拡張員については簡単に検索をかけてみた結果として
真偽の程に疑問符がつくものの、新聞社の裏側なるサイトが見つかった。
事実を確認する術がないのが残念であるが、ID:OfQkuMip氏の書き込みは興味深い。


さて、MyNewsJapanでは、日経新聞、新聞奨学生を奴隷扱い 辞められぬ弱みに付け込むと言う記事もあった。
これは日経のニュースであるが、「日経の奨学生が朝日新聞を中心に配達していた」と言う
記述もあり、また朝日自身も無縁とは思えないので敢えて採り上げてみた
(もし朝日は違うと言うことであれば、根拠明示の上で情報を頂ければ幸い)。

新聞奨学生(Wikipedia)
の記述は、「独自研究」「中立的な観点」の問題が
示されているため鵜呑みに出来ないにしても、外部リンクの
新聞販売労働者・新聞奨学生の労働に関する質問主意書で指摘されている内容だけでも労働基準法の常識、奨学金の意義からすれば驚くしかない。
もし朝日がこのような問題を抱えているのであれば、速やかに改善するべきであろう。


長々と朝日新聞に関する労働問題に触れてきたが、このエントリーの結論としては
「朝日新聞は紙面での主張と労働者への待遇とのダブルスタンダードをやめろ!」と言うことに尽きる。
弱者の味方だとか人権派だとかの論調を今後も紙面で展開したいなら
これらの問題に対して誠心誠意対応するべきであるし、
逆にこれらの問題に対して今後も同じような態度をとるのならば、
弱者を擁護する善人の様な論調を紙面で展開するべきではない。

保守の側にある者としては、歴史問題での国賊級主張を差し引いたとしても、
自らの足元の問題を省みることなく世間一般に善人面をしてみせる卑怯に、許しがたい憤怒さえ覚える。
労働問題に関わる者としてはもっと深刻で、例えば紙面で偽装請負追求などの
正論を唱えたとしても、論者がこんなダブルスタンダード状態では説得力が伴わなくなる。
それどころか財界や新自由主義者の連中に反撃の隙さえ与えていると言ってもよく、
下手をすると各組織の地道な活動の足を引っ張りかねない。
そう言う意味で、今の朝日新聞は一見労働者の味方のように見えるが、
私にはとてもそうは思えないのである。

朝日新聞が真に弱者や人権を守り、労働者の味方であろうとするならば、
自社の抱える労働問題を真摯に解決することで、そこに至る障壁を乗り越える必要があるだろう。
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プロフィール

緑城雄山

  • Author:緑城雄山
  • 【概略】
    40歳、男。
    趣味はTRPG他ゲーム。

    市民団体「名も無き市民の会」幹事

    【性格】
    気まぐれな自由人。

    【Twitter】
    @midorinojou

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